アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎の原因と症状
アレルギーを起こしやすい体質の方にみられる、良くなったり悪くなったりを繰り返す湿疹の1つがアトピー性皮膚炎です。乾燥などでバリア機能が低下した皮膚に、外からの異物や微生物(抗原)が侵入することで炎症が起こります。主に首、肘の内側、膝裏などに皮膚の乾燥と赤み・かゆみが生じるのが特徴です。
アトピー性皮膚炎の基本的な治療
治療は、スキンケアと外用薬、そしてかゆみを軽減するための内服薬が軸となります。症状の程度に合わせて、以下の治療を組み合わせて行います。
| スキンケア | 皮膚の清潔を保ち、保湿を徹底することでバリア機能を補完します。 |
|---|---|
| 外用薬 | 炎症が強い場合はステロイド軟膏で速やかに炎症を抑え、改善後はステロイドを含まない薬へ切り替えるなど調整します。 |
| 内服薬 | かゆみを軽減する抗ヒスタミン薬などを服用し、掻き壊しによる悪化を防ぎます。 |
新しい治療選択肢:生物学的製剤とJAK阻害薬
適切な治療を半年以上継続しても十分な改善が見られない場合には、紫外線治療のほか、生物学的製剤(注射)やJAK阻害薬(内服)を使用する選択肢があります。
- 生物学的製剤:特定の炎症物質をピンポイントでブロックする注射薬です。
- JAK阻害薬:免疫反応に関わる細胞内の信号伝達を抑える内服薬です。
これらの新しい薬剤は、従来の治療では高い効果が得られなかった方に対して非常に有効な手段となります。ただし、導入には一定の基準を満たす必要があります。
治療費と高額療養費制度について
生物学的製剤やJAK阻害薬はいずれも薬価が高額ですが、世帯の所得に応じて高額療養費制度の対象となる場合があります。この制度を利用することで、ひと月あたりの自己負担額を一定額に抑えることが可能です。
患者様向けの参考情報
治療の詳細や費用に関するシミュレーションは、以下の外部リンクからもご確認いただけます。
