帯状疱疹(たいじょうほうしん)

体の左右どちらかに、ピリピリと刺すような痛みから始まり、赤いブツブツと小さな水ぶくれが帯状にあらわれる病気、それが帯状疱疹です。水痘・帯状疱疹ウイルスによるもので、はじめて感染したときはみずぼうそう(水痘)として発症します。
みずぼうそうが治った後もウイルスは体内の神経節にひそんでいます。加齢やストレス、過労によって免疫力が低下すると神経節に潜んでいたウイルスが再び活動を始め、神経に沿って帯状に伝わり、皮膚に到達して発症します。
帯状疱疹の症状と合併症
合併症として、発熱や頭痛がみられることがあります。また、顔面の帯状疱疹では、角膜炎や結膜炎、まれに耳鳴りや難聴、顔面神経麻痺などが生じることがあります。
帯状疱疹の治療
治療の基本は抗ヘルペスウイルス薬の内服です。発熱・頭痛がある場合や、顔面に症状がある場合などには入院で点滴治療が必要になりますので、症状に応じて適切な病院へご紹介させていただきます。
帯状疱疹後神経痛について
高齢の方や皮膚症状が重症だった方では皮疹が治った後も神経のダメージが残り、帯状疱疹後神経痛になる方がいます。神経痛に対しては内服薬を調整して対応します。
帯状疱疹の再発と予防接種
なお、日本人では6.41%の患者さんで再発すると言われています。帯状疱疹になるのが心配な方は勿論ですが、帯状疱疹にかかった後で再発が心配な方も予防接種を行うことをお勧めします。
帯状疱疹ワクチンの種類と効果
帯状疱疹のワクチンは2種類あります。50歳以上の成人や帯状疱疹発症リスクの高い18歳以上の方に注射できる不活化ワクチンは2か月間隔で2回の接種が必要になります。70歳以上で発症を抑える確率が91.3%、神経痛を予防する効果は88%、接種してから8年目のワクチン有効率は84%と非常に高い結果が出ています。
