クラミジア

女性で最も多い性感染症です。潜伏期間は1−３週間です。おりものの量が増えたり、色がついたり、匂いが気になると言った症状が出ることもありますが、何も症状がないこともあります。放っておくとお腹の中に炎症が広がったり、卵管に炎症を起こして不妊の原因となることもあります。

クラミジア と診断されたら、必ずパートナーも検査をして一緒に治療をしてください。また、パートナーがクラミジア と診断されたら必ず婦人科を受診しましょう。

検査方法は性器や尿道、口腔内からの分泌物を用いた抗原検査や核酸検査にて行います。抗菌薬にて治療を行います。

淋病

淋菌が原因の性感染症です。潜伏期間は2〜7日です。女性の場合は自覚症状がないことも多いですが、不正出血やおりものの異常で気が付くこともあります。クラミジアと同様に、放っておくと不妊の原因になることもあります。淋菌と診断されたら、必ずパートナーも検査をして一緒に治療をしてください。また、パートナーが淋菌と診断されたら必ず婦人科を受診しましょう。

性器や尿道、口腔内からの分泌物を用いた抗原検査や核酸検査にて検査を行い、抗菌薬にて治療しますが、耐性菌も多くなってきています。

トリコモナス

トリコモナス とは、トリコモナス 原虫が性器内に入り込み、炎症を起こす性感染症のひとつです。主な感染経路は性交渉ですが、その他にも下着やタオル、浴槽などから感染する可能性もあり、性交経験のない方や幼児も感染することがあります。泡状のおりものや強いかゆみを伴うことがありますが、10-20%は無症状であると言われています。抗菌薬にて治療を行います。