プラセンタ注射 メルスモン注射剤の出荷停止について
プラセンタ注射 メルスモン注射剤の出荷停止について
メルスモン製薬株式会社より、メルスモン注射剤が出荷停止となることが通達されました。理由は製薬会社による製造販売承認書の変更手続きによるものであり、製品の品質・安全性に影響はないとのことです。
そのため当院のメルスモン注射剤の在庫がなくなり次第、一旦中止させていただきます。
再開の目処は2024年2月中旬頃(詳細未定)。
現時点ではラエンネック注射は可能ですが、今後入手困難となることが予想されます。
また、更年期の対象となる45-59歳の女性は保険診療でのメルスモン治療が可能でしたが、ラエンネックは自費診療となります。
当院の対応といたしましては
・プラセンタ注射の新規患者様受け入れは行っておりません。
・保険診療で継続的に注射されているかかりつけの患者様は在庫がなくなり次第終了となります。
・現在自費診療でプラセンタ治療を行っている患者様はラエンネック注射剤に変更となります。
・その他、漢方治療やホルモン補充療法への移行等につきましては婦人科外来でご相談を承ります。
皆様方に大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解、ご協力を賜りますよう、何卒お願い申し上げます。進展がございましたら、随時お知らせいたします。
<ラエンネックについて>
医療用に使われているプラセンタ注射は、「メルスモン」と「ラエンネック」の2つの製剤が現在厚生労働省で医薬品として認可されています。
ラエンネックは肝機能障害の治療薬として開発されました。
低下した肝機能に対し、プラセンタが持つ基礎代謝促進作用や解毒作用によって、肝細胞増殖因子が活発化します。肝細胞の数が増えることで、肝機能が回復する効果が期待できます。
1本あたりの胎盤含有量は、メルスモンよりも10%ほど多くなっています。
更年期治療としての投与は自費診療となります。