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ボトックス膀胱壁内注入療法について。

ボツリヌス膀胱壁内注入療法とは?

ボツリヌス菌より産生されるA型ボツリヌス毒素(ボトックス)を膀胱鏡(内視鏡カメラ)を使用して、膀胱壁内に直接注入する治療法です。膀胱壁の筋肉を弛緩させることで、過活動性膀胱・神経因性膀胱の症状を改善させます。

 

適応症例

過活動性膀胱と神経因性膀胱に保険適応があります。また、詳細としては4週間以上の内服治療で改善がない場合や、副作用などで内服治療が困難な症例に対して治療が可能です。さらに詳しい適応などございますので、一度ご相談ください。

 

治療の流れ

外来治療となります。

膀胱内に麻酔薬を注入し約20分程、安静にします。その後、膀胱内視鏡カメラを使用し、膀胱壁内20−30箇所にボツリヌス毒素を注入します。施行時間は10分程です。

 

治療効果・副作用について

治療効果としては数日(2−3日)で効果が出てきます。効果持続期間としては4−6ヶ月と言われています。効果が切れてきた頃に再度治療を検討します。副作用として報告があるのは、排尿困難・尿閉・出血・尿路感染症などがあげられます。感染予防には抗生剤を使用します。また尿閉・排尿困難等が出現した際は、必要に応じて自己導尿管理が必要になりますが、一時的な症状であり、薬剤の効果が徐々に落ち着いてくれば、症状が改善します。

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